男女のカンジダ(カンジタ)症について。潜伏期間と治療薬まとめ
性器カンジダ(カンジタ)症は男性と女性のどちらにも感染する可能性がある性病です。
カンジダ(カンジタ)症といってもいろんな種類の症状がありますが、ここでは性器に感染した時の性器カンジダ(カンジタ)症について紹介していきます。
カンジダ症の潜伏期間や治療法、治療薬など、実際に感染してしまった場合、どのように治療をすれば良いのか?また、感染したらどうすれば良いのか?気になる疑問もQ&A形式で紹介していますので、参考にしてみてください。
目次
カンジダ(カンジタ)症とは
そもそもカンジダ症って?
カンジダ症にはいろんな種類の症状があります。カンジダの真菌が性器に感染することで性器カンジダ症となるのですが、このカンジタ症は男性よりも女性に発症するケースが多いと言われています。
その主な原因としては、女性の陰部は体外に露出していないため、通気性が悪く、男性よりも菌が増殖しやすい傾向にあります。男性の場合でも包茎の方は同じように感染しやすい傾向にありますので、できれば包茎治療などをしておくことで性病に感染するリスクは軽減できます。
また、女性に感染することが多いことから、カンジダ膣炎、膣カンジダ症などとも呼ばれています。
カンジダ(カンジタ)症の潜伏期間
カンジダ症の潜伏期間はなかなか特定しにくいのも特徴です。クラミジアや淋病であれば潜伏期間がおおよそ10日前後や、症状によって潜伏期間が異なってきますが、カンジタ症はその潜伏期間が特定しにくいので、できることなら症状が出た時点で病院にいって検査をすることが好ましいです
ただ、性器カンジダ症を発症する原因や、症状などはある程度判明しているので、これらを参考にして感染しているかを判断する方法もあります。
潜伏期間の判断は難しくとも症状や原因を知っておくことが大切ですので以下の情報を参考にして、感染ルートを減らしたり、感染してもどのように対処すれば良いかというのも覚えておきましょう。
【カンジダ(カンジタ)症の主な原因】
- ・体力の低下、免疫力低下、ストレス、過労によってカンジダ菌への抵抗が低下し、菌が繁殖しやすくなる。
- ・妊娠中、ピル服用などによってホルモンバランスが低下するとカンジタ菌が繁殖する可能性がある。
- ・なにかしらの治療で抗生物質を使用していると、日常的に性器を守っている菌まで死滅してしまい、それによりカンジダ菌が繁殖する。
- ・陰部が群れている状態にあると繁殖しやすくなる。通気性が悪い下着や衣服など。
- ・セックス、オーラルセックスなど性行為を通じて感染して体内で菌が繁殖する。
カンジダ(カンジタ)症の治療法
カンジダ症の潜伏期間や原因がある程度わかったところで、問題は治療方法についてです。
基本的に、カンジダ症は不衛生な環境や免疫力の低下によって菌が繁殖します。なので、まずは基礎体力や体調管理が重要になってきます。
ただ、それだけでは菌が死滅するまでには至らないので、薬での治療を並行していきます。特に女性に感染する事が多く、女性器の特徴から清潔にするのが難しいこともありますが、主な治療法としては膣洗浄・膣座薬での治療が多いです。
その他にも抗真菌効果のある軟膏などを性器に塗る方法やビタミン剤などの飲み薬を服用したり、自分の栄養状態を改善する食生活も大切です。
カンジダ(カンジタ)症の治療薬
カンジダ(カンジタ)症のQ&A
【Q.】なぜ、膣カンジダになるのか?
【A.】体の免疫力や抵抗力が衰えたり、ホルモンバランスが乱れることによって発症します。ストレスや疲労などによってカンジダ症を発症したり、性器が不衛生な状態や蒸れている状態でも感染してしまうのです。
【Q.】薬の効果はどれくらい?
【A.】抗真菌効果のある軟膏や経口薬を服用することによって1週間あれば症状は緩和されていきます。ただ、直ぐに菌がなくなるとは限りませんので、専門医の指示に従って薬を使用し続ける事をオススメします。薬を使用しても症状が改善しない場合は他の性病を併発している可能性もあります。
【Q.】カンジダ(カンジタ)症を放置すると?
【A.】性器カンジダは女性のほうが感染する可能性が高い性病です。放置してしまうと女性の場合は痒みがより強くなる、おりものの量の増加、外陰部の炎症などになる可能性があ、男性の場合は患部の痒みや痛み、ただれなど、症状が悪化してしまう可能性がありますので、早期治療が大切です。
【Q.】市販の薬の効果は?
【A.】カンジダ症に効果的なお薬は薬局などの市販でも購入する事ができます。薬局やドラッグストアで販売している市販薬を使用して治療する事も可能ですが、継続して使用しても症状が改善しない、症状が悪化するなどの状態であれば早い段階で専門医に相談しましょう。
カンジダ(カンジタ)症に感染したら
カンジダ(カンジタ)症の原因や潜伏期間について把握しても、あくまで参考情報の1つなので、これらを知ったからといって必ずしも感染を防げるわけではありません。
原因を知ることで、どのように感染するのか、どうすれば感染を防げるのかということはご理解いただけているかと思います。性行為をしないというのは難しいお話しですので、できる限り体力をつけたり、免疫力が低下しないように努力することが重要です。
また、潜伏期間についても簡単に把握しておくことで、性行為の後、数日間後に症状が出始めた時点で、その方から感染したという可能性が判別できますので、不特定多数の方と性行為をしている場合には潜伏期間もある程度の判断材料となります。
もちろん、これらだけで自己判断するのは得策ではありませんが、ある程度の可能性や原因、潜伏期間を知ることで対策や治療をすることもできますので、こちらで紹介している情報も参考までに覚えておいてくださいね。
カンジダ(カンジタ)症の症状一覧
【男性の場合】
- ・亀頭炎と包皮炎によるカンジダ性亀頭包皮炎では、亀頭や包皮のかゆみや違和感が起こります。
- ・排尿時に痛みを伴い、尿道炎の症状を起こす可能性も。
- ・男性は包茎の場合、性器カンジダ症に感染しやすくなります。包皮炎が深刻な場合は、包茎手術をしたほうが良いです。
- ・性行為によってカンジダ症に感染しても性器を清潔に保っている状態であれば感染しにくいです。
【女性の場合】
- ・女性のおおよそ15%の方は、性器の膣内にカンジダ菌があるとも言われていますが、症状の自覚がない場合もある。
- ・長期間にでのピルの使用、妊娠などによって体内のホルモンバランスが変化することでカンジダを発症しやすくなる。
- ・おりものがヨーグルト状、酒粕状になる。放置すると、痒みが強くなったり、ひっ掻いて外陰炎を起したり、赤くただれて痛みが酷くなる事もあります。
- ・症状によっては外陰や膣の灼熱感、痛み、性交痛、排尿障害になることも考えられます。
カンジダ(カンジタ)症まとめ
カンジタ症の潜伏期間や症状、原因などについてはある程度理解が深まりましたでしょうか。
どの性病も同じことが言えますが、感染してしまって症状がでてからは早期治療が大切です。放置してしまうと症状が悪化して治療にも時間を要してしまいますし、性病の種類によっては治りにくくなってしまう可能性もありますので、日常的に性行為や衛生面、栄養バランスなどは意識するようにしておきましょう。
また、潜伏期間では発見することが難しいので、頻繁に性行為をする方はできる限り検査をしておくことをオススメします。
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