デパスやジェネリックのエチラームは何故通販禁止になったのか解説!
抗うつ薬としても有名なデパスや、デパスのジェネリック品であるエチラームは何故通販での購入が禁止となったのか?
この記事では、通販が禁止になって買えない理由やデパスやエチラームに関する疑問をスッキリ解消するための内容をまとめています。
主に、うつ病や不眠症などで悩んでいる方向けの情報となっていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
目次
デパスとエチラームについて
まずは、デパスとエチラームがどんなお薬なのか?基本的な概要をざっくりと説明しておきます。
ちなみに、基本的にデパスとエチラームは同じ成分が含まれていて効果効能はほとんど同じなので、一言で言えば販売名称が違うくらいです。
エチゾラムの先発薬「デパス」
デパスは有効成分にエチゾラムを含んでいるのが特徴で、チエノトリアゾロジアゼピン系に属する抗不安薬として日本で開発されたお薬です。
睡眠導入剤でもある為、うつ病の症状以外にも不眠症や睡眠障害などにも効力を発揮し、医療機関でも幅広く使用されています。
デパスの後発品「エチラーム」
エチラームはデパスのジェネリック品(後発品)です。
デパスの後発品なので、主成分をエチゾラムとして抗不安作用や睡眠促進作用が期待できるお薬です。
ちなみに、エチラームに関しては日本ではなく海外で製造されている後発品となります。
デパスは何故通販で買えないのか?
ご存知の方も多いかもしれませんが、デパスやエチラームは以前は通販でも購入する事ができていました。
厳密に言うとデパスの後発品が多く出回っていました。
しかし、2016年を境にデパスやエチラームが通販禁止となり、今では一般的に流通する事がないという現状がありますので、それらについて解説します。
通販で買えない理由
結論から申しますと、デパスの主成分となる「エチゾラム」が向精神薬に指定されたからです。
向精神薬とは、生物の中枢神経に作用して精神的な部分に何かしらの影響を与えてしまう薬の総称であり、服用を続ける事で依存性や離脱症状、乱用などのリスクが高くなるものです。
つまり、デパスの主成分となるエチゾラム成分を一般人が通販で購入して服用するにはリスクが高く、そのリスクや過去の実例を踏まえた上で向精神薬に指定されたのだと考えられます。
ちなみに、エチゾラムと同時期に「ゾピクロン」成分を有する抗不安薬も向精神薬に指定されています。
買えない時の対処法
これまでデパスやエチラームを飲んでいた方からすると、向精神薬に指定されて通販で買えないのは非常に困る事だと思います。
ですが買えないものは致し方ありませんので、ここでは、その代替案として以下2つの方法を推奨します。
- ①病院で診察を受けて薬を処方してもらう
- ②個人輸入通販で別の薬を探す
①に関しては、基本的な薬の処方の流れとなるので説明は不要だと思います。
単純に精神科や心療内科などに行って自分の症状を診断してもらい、その上で適切な薬を処方してもらうという流れです。
②に関しては、これまでデパスやエチラームを購入していたのと同じように通販サイトを利用して抗うつ薬を購入するという方法です。
デパスほどの強い作用は得られないと思いますが、近しい作用を持つ抗不安薬や睡眠導入剤などは通販サイトでも購入する事ができるので、自分の症状に適した薬を試してみましょう。
デパスの代替薬におすすめの薬3選
上記の通り、通販サイトで販売している抗うつ薬や睡眠薬のすべてが向精神薬に指定されたわけではありませんので、代替薬などであれば購入する事ができます。
ただし、デパスと同じ作用が期待できるわけではありませんので、あくまでも類似品という事で各商品の効果効能については商品ページにてご確認ください。
以下に当サイトが推奨する抗うつ薬・睡眠導入剤を3つほど厳選したので参考にしてみよう!
①バスピン
②バスパージェネリック
③ゾロフト
デパスや抗不安薬を飲むときに気をつける事
ご説明した通り、デパスやエチラームに関しては一般人が通販で買うのにはリスクが高いお薬です。
つまり、他の抗うつ薬などでを利用する際にも十分な注意が必要だという事!
デパスに限らず他の抗うつ薬も通販で購入できなくなる可能性はゼロではありませんので、服用時には利用方法や副作用などに十分に気を付けてくださいね。
服用後の行動制限について
抗うつ薬や睡眠薬を飲んだ後はできる限り何もしないのがおすすめです。
特に睡眠作用が強い薬を飲んだ状態で、運転したり機械操作をすることはリスクでしかありません!
意識が朦朧とする可能性もあるので、抗うつ薬を飲んだ後は安静にしてください。
服用後の副作用や依存性
また、抗うつ薬などは薬の作用が強いので副作用を感じる事もあります。
これはデパスやエチラームに限ったことではなく、どんな抗不安薬にも起こり得ますし抗不安薬以外の薬にも同じことが言えます。
本来、薬を飲むことによって得られる作用に反して勝手に起こってしまうのが副作用なので、服用後にどんな症状が起こるかも事前に確認しておくと良いでしょう。
特にデパスの場合には依存性のリスクが高い事が有名でしたが、これは他の薬にも言える事なので大前提として正しい用量・用法にてご利用ください。
デパスに関するQ&A
最後に、デパスに関しての気になる疑問を3つほどまとめてみました。
Yahoo知恵袋などにも投稿されている質問もあり、実際に気になる方も多いと思いますので参考にしてみよう!
飲みすぎるのは危険?
当然のことながら危険です!そもそも薬は用量・用法を守ってご利用いただくものなので飲みすぎるという事自体が間違っています。
多用すれば効果を実感しやすいというものでもありませんので、正しい飲み方で服用する、もしくは医師の指示に従って服用する事が大切です。
個人輸入でも買えない?
以前はデパスのジェネリック品であるエチラームを個人輸入で買う事ができましたが、冒頭でもお伝えした通り今は買えない状況となっています。
とは言え、他の抗うつ薬は購入する事ができるので自分なりの代替薬を探して症状を抑えていきましょう。
海外で買えば日本で使える?
これは難しい質問ですが、海外で購入したとしても結局日本に持ち帰るわけですから恐らく難しいです。
そもそも麻薬及び向精神薬取締法に指定されているので、空港での荷物チェックで引っかかると思います。
仮に普通に通過する事ができても、最悪の場合には麻薬及び向精神薬取締法違反となる可能性もあるので、やめておくのが無難でしょう。
ただ、病気などの関係でどうしても必要な場合には例外はあるかもしれませんが断言はできません。
【まとめ】デパスは通販で買えないので代替薬を使おう!
- デパスやエチラームは主成分となる「エチゾラム」が向精神薬に指定されたので通販では買えない
- デパスやエチラームの類似薬であれば個人輸入通販にて購入する事ができる
- 抗不安薬や睡眠薬の取り扱いには十分な注意が必要なのでルールを守って飲むことが大事
改めてここまでの情報をまとめると、デパスやエチラームは主成分となるエチゾラム成分が向精神薬に指定された為に、通販では購入する事ができなくなりました。
しかし、すべての抗うつ薬が向精神薬に指定されているわけではなく、中には副作用も少なくて安全性の高い薬などもありますので、どうしても病院に行けない方などは代替薬などを試してみるのも1つの方法です。
とは言え、こういった作用の強いお薬に関しては専門医の指示に従うのが一番安全ではあるので、時間に余裕のある方は病院で検査を受けてみる事をおすすめします。