性病の初期症状と潜伏期間を見極める!男性と女性は初期症状も違う?
「あれれ!?なんか性器がむずむずする・・・」
ちょっと遊びのつもりで行ったパートナー以外との性行為が、時にはパートナーを巻き込んでしまうことにも発展しかねないのが性病です。
性病とひとくくりにされてはいますが、症状はひとつではありません。性病は性行為感染症(STD)などと呼ばれ、性行為によって感染しやすい感染症です。その原因は細菌やウイルス、寄生虫など30種類以上にのぼります。
一番感染率が高いものがクラミジアで原因は細菌によるものです。その他、ウイルス性の性器ヘルペスや真菌などのカンジタ症、寄生虫のケジラミなどがあります。
このように性病はひとつではなく原因や症状は多種に渡り存在するため、間違った治療薬を使用してもなかなか治りません。また、症状があらわれない潜伏期間があるため、症状に気付いたときにはパートナーへうつしてしまったなんてこともあります。
そこで今回は性病について調べてみることにしました。
性病は薬局などの市販薬では治らない?
性病を治療するには症状に合わせた治療薬を使用することが重要となります。治療には広義で捉えられている抗生物質を使用することになりますが、細菌が原因の場合は抗菌薬(狭義では抗生物質は抗菌薬にあたります)、ウイルスには抗ウイルス薬、真菌が原因の場合は抗真菌薬を使用するなどしなければなりません。
ではまず、こういった抗生物質などが薬局やドラッグストアでなど、市販で販売しているのかですが、数からするとごくわずかで種類も少ないのが現状です。
抗生物質で治療することとなる性病ですが、抗生物質の内服薬は市販では販売しておりません。市販薬として販売している抗生物質では、カンジタ症に治療に使われるクリームタイプの外用薬がある程度となっております。(類薬として口唇ヘルペスの外用薬や水虫の治療薬などもあります。)
しかし、外用薬も一度病院で診断を受けて治療を行った方の再発治療薬としてのものとなり、使ったことがない場合は薬局で購入することも難しくなります。
性病で多いクラミジアなどの抗生物質の購入場所は?
性病で一番多いクラミジアや淋病などは、内服薬で治療することとなるため病院で処方する治療薬のみとなります。
類薬を含めると市販の外用薬で治療をすることも可能なヘルペスやカンジタもありますが、あくまで症状が確定していることが前提であり、また病院の治療薬と比較して含量を抑えたタイプとなりますので、初期症状や再発時の抑制などにしか適用ができません。そのため本格的に治療を行うためには市販薬では治りにくいため、病院で処方する治療薬で治療することとなります。
では、病院やクリニックでしか購入できないのかといったら、そうではありません。現在は通販で海外薬品を個人輸入することが可能であるため、個人輸入代行サイトを通じ病院へ行かなくても購入することは可能です。
【クラミジア・淋病の治療に】レボフロックス 250mg
クラミジアや淋病の治療に使用する抗菌薬となります。
レボフロックスはクラミジアの代表的な治療薬であるクラビットのジェネリックとなり、同成分を使用しながらも価格が安く購入することができるので人気の治療薬となっております。
有効成分のレボフロキサシンはグラム陽性菌とグラム陰性菌の両方に活性があるニューキノロン系合成抗菌薬であり、幅広い治療に効果がある抗生物質となっております。
性病検査の費用と時間はどれくらいかかる?
性病の治療を行うためには原因を特定することが必要となります。なぜなら、原因を特定する(病名がわかる)ことができればそれに合わせた治療薬を使用することが可能です。
原因を特定するには性病検査を受けることが必要となります。病院へ行くことで血液検査や尿検査、女性ではおりものを採取したりもします。また、性病は性器だけでなく、口腔内にも感染しやすいので口腔内の粘膜を採取したりもします。
症状により検査方法は違いますので、気になる方は病院などに連絡することがよいでしょう。
病院で検査できる性病検査ですが、病院以外でも検査することが可能です。
病院で性病検査を受ける場合
一番知られているのが病院での検査です。
そのまま治療を行うこともできるのが一番のメリットでしょう。検査費用としては1検査5,000円~ということが多いですが、保険適用が可能であったり、検査の項目で金額が大きく変わり複数の検査を行うと2万~することもあります。検査以外にも診察代やお薬代が別途必要となりますので、それ以上の金額が掛かることを覚悟する必要があります。
主に泌尿器科や産婦人科、皮膚科などで検査が可能となっており、その場で検査結果が分かるものから時間が掛かる検査もあります。
保健所で性病検査を受ける場合
全国の保健所でも性病の検査を受けることが可能です。また、検査費用が無料で匿名で受けることも可能となっております。
しかし、全ての性病の検査を受けることはできず、保健所ごとに検査内容や検査を行う日付や時間帯が異なります。
費用が掛からないことがメリットとなりますが、検査日が少なく、日程を合わせて検査に行かなければならず、その後の治療も行えないのがデメリットとなります。
検査キット購入して性病検査をする場合
検査キットは購入することが可能です。通販で購入することも可能で現在人気の検査方法となっております。>病院に行くのは恥ずかしいや症状がまだ確定していないなど、とりあえず行えることがメリットとなります。
検査方法は通販で自宅に届いた検査キットを自ら採取し再び送り返します。その後ネットや郵送で検査結果を確認することが可能となります。
検査キット費用は1項目3,000円~複数項目20,000円ほどと病院とそれほど変わりはありません。検査自体も国の認可検査機関で行うので病院と変わりありません。もっと手軽に行いたい場合には使い捨ての自ら判断する検査キットも3,000円ほどで購入することも可能です。
【クラミジアに抗生物質】アジー 1000mg/250mg
クラミジアに使用する治療薬と言えばこのアジーが通販では有名です。
有効成分のアジスロマイシンは、マクライド系の抗生物質で様々な細菌に効果があります。同成分を使用するジスロマックのジェネリックとなり、副作用も少ない抗菌薬となります。
クラミジアだけでなく、マイコプラズマ肺炎や呼吸器感染症、歯周病などにも効果を発揮することができる抗生物質となります。
男性と女性では性病の初期症状も変わります。
性病の種類により初期症状も異なります。また、同じ性病でも男性と女性では初期症状が異なるものもあります。男性、女性それぞれ下記のような症状があらわれた場合は性病の初期症状かもしれません。
性病の初期症状の違いと男女共通の初期症状
<男性特有の性病の初期症状の場合>
クラミジアの場合、尿道の分泌物や違和感
淋病の場合、尿道から膿や排尿時の痛み
トリコモナスの場合、軽い尿道炎
カンジタ性亀頭包皮炎の場合は、亀頭の根元に白いカスやかゆみ
<女性特有の性病の初期症状の場合>
クラミジアの場合、おりものの異常や不正出血
淋菌感染症(淋病)の場合、おりものの異常や不正出血
トリコモナスの場合、泡立ったおりものやおりものの悪臭
カンジタ膣炎の場合、オカラのようなおりものやかゆみ
<男女共通の性病の初期症状の場合>
性器ヘルペスの場合、性器~太ももの付け根などの水疱
喉頭クラミジアや淋病の場合、喉の痛みや風邪の症状
尖圭コンジローマの場合、カリフラワーのようなイボ
梅毒の場合、しこりや潰瘍など全身の皮膚症状、発熱
ケジラミの場合、陰部の激しいかゆみ
HIVの場合、風邪のような症状、赤い発疹
など他にも初期症状はありますが一般的な症状は上記なようなものになります。一般的には性器周辺に症状を起こしますが、全身にも影響を与えることもあり、特に口腔にも感染しやすいので喉の違和感にも注意が必要です。
【クラミジア治療に抗生物質】クラビットジェネリック 750mg/500mg/250mg
クラミジアや淋病の治療薬クラビットジェネリックは、インドの大手製薬会社であるシプラ社が製造販売を行う治療薬です。
有効成分のレボフロキサシンはニューキノロン系合成抗菌薬であり、グラム陽性菌とグラム陰性菌の両方に活性があるため幅広い治療に効果がある抗生物質となっております。
抗生物質であるため、途中で服用を止めずに耐性菌ができないように完治するまでしっかりと服用し治していきましょう。
男性と女性の性病の潜伏期間には違いはある?
性病の初期症状は性器周辺に痛みや痒みを伴うことが多いですが、男性と女性では症状が異なったりもします。また、症状だけでなく、症状が発症するまでの潜伏期間も男性と女性では異なります。
性病の男女の潜伏期間の違いと共通の潜伏期間
<男性特有の性病の潜伏期間の場合>
雑菌性尿道炎の場合、2日~5週間
淋病の場合、2日~4日
トリコモナスの場合、数日~数週間
カンジタ性亀頭包皮炎の場合は、1日~7日
<女性特有の性病の潜伏期間の場合>
細菌性膣炎の場合、潜伏期間は不明
淋菌感染症(淋病)の場合、1週間~3週間
トリコモナスの場合、数日~1ヶ月
カンジタ膣炎の場合、1日~7日
<男女共通の性病の潜伏期間の場合>
クラミジアの場合、1週間~3週間
性器ヘルペスの場合、2日~10日
喉頭クラミジアや淋病の場合、数日ほど
尖圭コンジローマの場合、3週間~8ヶ月
梅毒の場合、1週間~13週間
ケジラミの場合、1ヶ月~2ヶ月
HIVの場合、2週間~3週間
このように症状により潜伏期間はさまざまですが、1ヶ月以内に発症することが多いようです。しかし、一番注意しなければいけないのが必ず症状を発症するかと言ったらそうではないことです。
つまり潜伏期間が過ぎたからといって発症していないとは考えにくく、ずっと潜伏期間を維持していることもあるのです。また、カンジタなども疲れや栄養不足など体調不良や免疫力の低下によって起こる日和見感染でもあるので、特に女性は性行為を行わなくても発症したりもします。
性病の早期治療を行うためには、しっかりと検査が必要で症状に合わせた治療薬を使用することが重要です。また、パートナーにも感染している可能性があり、同時に検査を行い治療を行わないと、ピンポン感染となりいつまでたっても感染し合うことにもなります。
性病に感染したかも・・・と思った場合は、遊びのつもりだったパートナー以外の性行為を疑うだけでなく、もしかして自分からの発症やパートナーからの発症が原因だったかもしれないかもしれません。
【ヘルペスの再発抑制・治療に】バルトレックス 500mg
バルトレックスの成分はゾビラックスの成分アシクロビルのプロドラックとなるバラシクロビルになります。
プロドラッグとは、体内に吸収されることで治療効果を発揮するため、吸収前に成分の治療効果が減少してしまうことを防いだものとなります。そのため、通常の成分よりも治療効果が持続し薬剤を服用する回数が減少します。
吸収効率が良いため、服用回数が少なくても効果を発揮することができるため性器ヘルペスの再発抑制にも効果を発揮します。