乳がんを治したい!ホルモン剤・ホルモン療法には副作用もある?
今回は女性のために乳がんに関する情報をお届けします。
乳がんは発症するとどうなるのか、乳がんの治療方法にはどのような手段があるのか、ホルモン剤療法で改善する事は可能か、など発症する前に確認しておきたい内容をまとめています。
また、ホルモン剤を使用した場合、副作用はでるのかなど薬での治療の際の気になる情報もご紹介。女性の皆さんはできる限り定期的に病院などで検査をしたほうが良いですが、できない方もいると思うので、セルフチェック項目なども紹介していきたいと思います。
乳がんについて
乳癌(にゅうがん)とは、乳房組織に発生した癌腫のことを言います。世界的に知られている癌の種類で、女性のおおよそ10%が生きているうちに発症すると言われています。
なので、誰にでも発症する可能性があり、定期的な検診による早期発見・早期治療が重要となってきます。
乳ガンは年齢と共に発症する可能性が高まり、日本人女性では16人に1人の割合で発症するとも言われています。この乳がんは遺伝子による原因もありるようですが、他にもいろいろと要因となることがありますので、下記にまとめてみました。
- ・妊娠や出産の経験がない女性。又は出産回数が少ない女性。
- ・出産後に母乳を与えていない場合。(確率は低い)
- ・生理が始まった年齢が若い・早い。
- ・脂肪が多い食生活や生活習慣…etc
これらの要因が考えられますが、あくまで一説や可能性になるので、これに該当しないからと言って乳がんを発症しないとは言い切れません。一応、参考情報として覚えておくと良いでしょう。基本的には女性に多い癌の1種ですが、男性にも発症する可能性があるので、できれば男性も検診を受ける事をオススメします。
乳がんの治療方法
乳がんの治療方法はいくつかの方法があります。
- ・手術(外科療法)
- ・放射線療法
- ・薬物療法
- ・免疫細胞療法
- ・重粒子線治療
- ・陽子線治療
主にこれらの治療方法が一般的で、乳がんの進行具合によっても異なります。乳がんの進行は臨床病期(ステージ)に分類され、その状態によって治療薬の投与や手術による摘出などがあります。
抗がん剤治療や、その他薬物療法に関しては副作用が起こることもあり、それによって脱毛したりすることもあります。
乳がんのホルモン療法
乳がんをホルモン剤などで治療する方法もあります。ホルモン剤を使った場合、女性の体内でつくられる女性ホルモンの1種(エストロゲン)の働きを抑えたりすることで、ガン細胞が増えるのを抑える効果が期待できます。
また、このホルモン剤を使った治療方法は年齢によっても異なります。なぜなら閉経の前と後でエストロゲンがつくられる場所が異なり、閉経前の場合は卵巣でつくられ、閉経後は副腎皮質から分泌されるアンドロゲンと言われている男性ホルモンの1種がある酵素の働きによってエストロゲンに変換されていくのです。
なので、ホルモン剤を使った治療は閉経前後で異なるので、詳しくは専門医に確認するようにしてください。
参考までに閉経の確認方法として、「年齢が60歳以上」「45歳以上で1ヶ月以内に生理がない」「卵巣を両方とも摘出している」などがあります。
ホルモン剤で乳がんは治る?
ホルモン剤で治療するには、注射でホルモンを体内に注入する方法と抗エストロゲン剤などのホルモン剤を飲む方法があります。
このホルモン剤治療は副作用を伴うため、事前にどのような副作用が出るのかを確認しておく必要もあります。副作用について知らずに、薬を飲むことで後々体調が悪くなったといって診察しにいってしまう場合もあるので、ホルモン剤で治療する場合には予め副作用についても知っておきましょう。
結論として、ホルモン剤での治療も可能で、外来通院で治療する事ができますが、医師と相談しつつの治療となるので、勝手な判断で薬を服用しないようにしましょう。薬の多用は副作用を強めたり、体調を悪化させる恐れもありますので、医師の判断のもと正しい用量・用法でご利用ください。
ホルモン剤の副作用
ホルモン剤での治療は前述している通り、注射や経口薬にて投与することができますが、副作用もありますので、ここで考えられる副作用について紹介していきたいと思います。
ほてり、悪心・嘔吐、食欲不振、無月経、月経異常、腟分泌物、体重増加、無気力、頭重感、めまい、肩こり、骨痛、月経回復遅延、疲労感、関節痛、頭痛、無力症、倦怠感、食欲増進(体重増加)、満月様顔貌、子宮出血、浮腫、血栓症、月経異常…etc
これらの副作用は使用するホルモン剤によっても異なりますので、あくまで参考例です。どの程度のホルモン剤を服用して治療するかで症状も異なりますので、治療や投与の際に医師からも説明があると思いますが、副作用について不安な方はしっかりと医師に確認してください。
一般的に多い副作用は、ほてり・頭痛・嘔吐などがあり、副作用によって体調も悪く感じてしまうかもしれませんが、根気強く治療を続けることが大切ですので、副作用に負けずに改善に向けて頑張っていきましょう。
乳がんのセルフチェック
・くぼみ、へこみ、ひきつれがないか
・乳房の変形や左右差がないか
・ただれがないか
・しこりがないか
・分泌物や出血はないか
簡単なチェック方法としては上記のような項目に注意してチェックしてみましょう。また、チェックする場合のポイントとして、鏡の前で確認、お風呂に入っている時に確認、ベッドで寝ている時に確認するなど体制が変わった状態でチェックするのが有効です。
また、手のひらで円をかくように触ってみたり、指の腹でしこりがないかを入念にチェックしてみてください。不安要素がある場合には病院にいって詳しい検査を実施するようにしましょう。
こんなホルモン剤もある
乳がんの治療にはホルモン剤療法もあり、病院で注射をしたり経口薬を服用して治療する方法もあります。
当サイトでは乳がんに対してのホルモン剤は取り扱っていませんが、ホルモンを活性化させるホルモン剤や女性ホルモンであるエストロゲンを補充する効果のあるホルモン剤などを取り扱っています。
年齢と共に減少するホルモンをホルモン剤で補充し、更年期障害の予防をしたり、妊娠しやすい体つくりに効果的です。若かりし頃の体系や体つくりを心がけている女性にはオススメのホルモン剤ですので、ぜひお試しください。
また、ホルモン剤には副作用もありますので、服用する前には副作用や用量・用法をしっかりと確認して、正しくご利用ください。
乳がんとホルモン剤まとめ
乳がんに関する基本情報や治療方法、ホルモン剤、副作用についてはいかがでしたか?
乳がんにはいろんな治療方法がありますが、症状のステージによって治療方法も異なります。手術で摘出する場合もあれば、ホルモン剤療法などで定期的にエストロゲンを注入する方法などさまざまです。
乳がんは女性にとって天敵ともいえる癌の1つです。定期健診などはつい面倒になりがちですが、場所によっては無料で検査できるところもありますし、乳がんではないと診断されるだけでも絶大な安心感を得ることが出来ますので、できる限り検診は行くようにしましょう。
また、ホルモン剤を服用する場合には、副作用などを気にする女性も多いですが、薬に副作用はつきものですし、乳がんを放置するわけにもいかないので、専門医の診断・指示のもと正しく服用して乳がんの治療に向けて頑張りましょう。