フェミニーナ軟膏を塗る場所はビラ?膣内?正しい塗り方を教えます
デリケートゾーンのかゆみを止めるのに効果的なフェミニーナ軟膏ですが、実際に買ってみて塗ろうと思った時「どこでも塗れるのか?」「塗り方はあっているのか?」と不安に思う方もいると思います。
今回は、そんな女性のデリケートな悩みをスッキリ解消できるように、フェミニーナ軟膏を塗る場所や利用シーンなどについて詳しく説明します!
普段から陰部のかゆみに悩まされている方は必見です!
目次
フェミニーナ軟膏の効果・効能
まずは、フェミニーナ軟膏の効果・効能について改めておさらいしておきましょう!
フェミニーナ軟膏を塗る事で得られる効果としては、
かゆみ、かぶれ、湿疹、虫刺され、皮膚炎、じんましん、あせも、ただれ、しもやけ
など、主にこういった症状に適応する軟膏薬です。
デリケートな部分に使用する為、低刺激で非ステロイド薬として販売されているのが嬉しいポイントです。
メントールや香料も一切使用しておらず、ムレやすいデリケートゾーンでもベタベタ感が少ないという使い心地の良さも人気の理由の1つです。
配合成分と成分の分量
フェミニーナ軟膏の配合成分と成分量は以下の通り。
リドカイン | 2.0g |
---|---|
ジフェンヒドラミン塩酸塩 | 2.0g |
イソプロピルメチルフェノール | 0.1g |
トコフェロール酢酸エステル | 0.3g |
リドカインには痒みを鎮める作用、ジフェンヒドラミン塩酸塩は痒みの発生を抑える作用、イソプロピルメチルフェノールは雑菌の発生を抑え、トコフェロール酢酸エステルが肌の新陳代謝を高めるというように、それぞれの成分にはちゃんとした役割があります。
これらの主成分以外にも、「エデト酸Na、グリセリン、パラベン、ベヘニルアルコール、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸グリセリン、ラノリンアルコール、流動パラフィン」などが添加物として含まれています。
正しい塗り方と用量
フェミニーナ軟膏の添付文書を見る限りだと、1日数回を患部に塗布すると書かれていますが、1つの目安としては1日5~6回程度となります。
ただし、たくさん塗ったからと言って効果が高まるわけでもありませんので、1回の使用量も適量を塗布するようにしましょう。
また、使用する際には以下のポイントに気を付ける事!
- ・小児の使用は保護者が管理する
- ・目に入らないようにする
- ・外用薬としてのみ使用する
- ・他の軟膏薬と併用しないこと
- ・薬を塗る前に患部をキレイにする
フェミニーナ軟膏を塗る場所&塗れない場所
具体的な塗る場所についてですが、女性器と言っても膣内やビラの部分などで塗っても良い場所と濡れない場所がありますので、事前にしっかりと把握しておく事。
以下に、フェミニーナ軟膏を塗る場所や塗れない場所をまとめてみましたので、こちらも参考にしてみてください!
恥丘(ちきゅう) | 恥骨のカーブに沿って、少しなだらかな丘になっている部分 | 塗れる |
大陰唇(だいいんしん) | 恥丘の下から肛門近くまでの割れ目のふっくらした皮膚の部分 | 塗れる |
小陰唇(しょういんしん) | 大陰唇の内側にあって、前はクリトリスに被さるあたりから後ろは会陰のあたりまでの部分 | 塗れない |
腟前庭(ちつぜんてい) | 左右の外小陰唇に囲まれた部分で、前側に尿道口、後ろ側に腟口がある。 | 塗れない |
クリトリス | 小陰唇の上端に包まれている小さな隆起の部分 | 塗れない |
外尿道口(がいにょうどうこう) | クリトリスのすぐ下にあり、尿が放出される出口の部分 | 塗れない |
腟口(ちつこう) | 外尿道口の下にある腟の入り口となる部分。タンポンや性行為の挿入口でもある | 塗れない |
会陰部(えいいんぶ) | 大陰唇と小陰唇がくっつく部分から肛門までの間の部分 | 塗れる |
意外と知らない方もいますが、女性器にもいろいろと細かい名称があり、それぞれ重要な役割を担っています。
基本的に粘膜となる膣の内側の部分にはフェミニーナ軟膏などの軟膏薬を塗る事ができませんのでご注意ください!
フェミニーナ軟膏はどんな時に使えるの?
ここからは、フェミニーナ軟膏の利用シーンについてのご説明です。
具体的にどんな状況で使えるのか?
性器にトラブルがあっても塗れるのか?
など、自分が気になる疑問の部分はしっかりと確認しておこう!!
膣内やビラにも塗れる?
先ほどの表を見てもわかる通り、膣内やビラ(小陰唇)の部分は塗る場所としてはNGです。
粘膜の部分には塗布できませんので、予め覚えておいてください!
男性の性器にも使える?
局部のかゆみ、かぶれ、湿疹などであれば基本的にはOK!
ただし、亀頭の部分は塗る場所としてはNGなのでご注意ください。
いんきんやたむしなどの場合には、それ専用の軟膏薬を塗るようにしましょう!
陰部以外への使用は?
基本的にはデリケートゾーン以外でも使えます。
ただし、粘膜などは塗る場所としてはNGとされているので、目や目の周りなどには使わないようにしてください。
生理中でも塗って良い?
生理中の場合でも使用可能です!
使用する際には、経血をしっかりとふき取った後、もしくは入浴後に塗るのがおすすめ!
傷や出血のある部位は?
傷や出血のある部位への使用は推奨されていません。
フェミニーナ軟膏の成分によって刺激が加わってしまう可能性もあるので、傷口が完治してから使う事をおすすめします。
フェミニーナ軟膏で症状が治まらない場合の対処法
万が一、フェミニーナ軟膏を塗っても症状が治まらない場合には、
- ・病院での検査
- ・他の薬を使う
基本的にはこの2択しかありません。
①病院で検査してもらう
フェミニーナ軟膏は市販の薬の中でもデリケートゾーン用の薬としては非常に優秀です。
実際に多くの女性が愛用していますし、フェミニーナ軟膏の類似商品の中には飲み薬であったりカンジダ症専用であったりと幅広く適応しています。
1週間~2週間程度使い続けても症状が治まらない場合には、他に原因がある可能性も考えられるので婦人科などで相談するのが無難。
②効き目の強い薬を使う
どうしても病院に行けない方や行く時間のない方に関しては、フェミニーナ軟膏とは別の薬を試してみたり、薬局で相談してみるのも1つの方法です。
少しデリケートな部分なので、相談しにくい方は市販や通販で買える効き目の強い軟膏薬を探してみましょう。
膣カンジダや陰部の痒みにおすすめのお薬2選
以下、カンジダ症や陰部のかゆみにも効果的なお薬です。
薬を使う時は痒みの原因を知る事が大事
デリケートゾーンのかゆみにはいろいろな原因が考えられます。
ほとんどの原因は局部のムレや皮膚のかぶれなどですが、稀に感染症であったりカンジダ症である可能性もあったりしますので、まずは痒みやかぶれの原因を明確にすることも大切です。
そもそも原因がわかっていればそれ専用の薬を処方してもらえますし、その症状に適した薬を自分で購入する事もできます。
何かしらの理由があって病院に行けない方もいると思いますが、できる事なら病院で診察してもらってから薬を選ぶようにしていきましょう!
フェミニーナ軟膏の塗る場所に関するまとめ
- フェミニーナ軟膏には塗れる場所と塗れない場所がある
- 性器のかゆみやかぶれには様々な原因があるので各症状に適した薬を使う事が大事
- 軟膏薬と言えど1日に多用するものではないので正しい用法で適量を塗布する
以上が今回の総評となりますがいかがでしたか?
陰部のかゆみと言ってもどの部位が痒くなっているのか?どの部位がかぶれているのか?によってフェミニーナ軟膏が使えるか使えないかが変わってきます。
前述の通り、粘膜の部分には使用できませんので、まずは自分のかゆみの原因を明確にする事を最優先にして、その後に症状に適した薬を買うようにしましょう。
薬は正しく安全に使用しないと症状が余計に悪化する可能性もあるので、十分に注意してご利用ください。