抗うつ薬(抗うつ剤)の離脱症状の期間や症状を緩和する方法とは?

最終更新日: 2020/06/18
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抗うつ薬には離脱症状(りだつしょうじょう)というものが存在するのをご存知でしょうか?

離脱症状は一般的には全く聞かない言葉だと思いますが、抗うつ薬を飲んでいる方からすれば聞きなれた言葉だと思います。

離脱症状とは、とある薬を継続して服用していた後に薬を減薬・断薬する事によって出てくる症状の事です。

この離脱症状は継続的に薬を飲んでいた患者さんが急に薬を飲むことを止めたり、薬の量を減らしたりすることで起こる一種の禁断症状のようなものでもあります。

ここではこの離脱症状を抗うつ薬に当てはめて紹介していきたいと思います。

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抗うつ薬に対する離脱症状と期間

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離脱症状は上記でも少し紹介していますが、抗うつ薬・抗うつ剤を継続して服用していた方がなにかしらの理由で減薬・断薬することで起こる症状の事を言います。

別名「抗うつ薬中断症候群(こううつやくちゅうだんしょうこうぐん)」とも言います。ここでは離脱症状として紹介させて頂きます。

抗うつ薬の離脱症状として体に起こる変化は「不眠・吐き気・ふらつき・感覚障害」などがあります。

離脱症状の期間

離脱症状に関しては、必ずしも抗うつ剤を服用していた方に発症するとは限りません。仮に抗うつ薬を6週間以上継続的に飲んでいた場合、この服用者のおおよそ20%に対して離脱症状が出やすいとされています。

また、逆もしかりで薬物の使用期間が極端に短い場合には、ここで説明している離脱症状の発症は大幅に減る可能性が高いです。

SSRI離脱症候群にも注意

SSRIとは「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」の事を表す抗うつ薬の1種です。有名なものだとレクサプロ錠・ルボックスなどのお薬が該当します。

このSSRIタイプの抗うつ薬を服用している場合には、使用期間問わず離脱症状が出やすいとされていますので長期間服用する前に確認しておく必要があります。

その他、抗うつ剤以外にもアルコール、ニコチン、セロトニンなど細かい部類によっても症状の出やすい、出にくいといった違いがあります。

離脱症状で起こる主な症状一覧

主な症状は以下の項目となります。

  • ・頭痛・吐き気
  • ・不眠・不安
  • ・筋力低下
  • ・めまい・発汗
  • ・震え・耳鳴り・しびれ
  • ・ソワソワ感
  • ・目がチカチカする

などの症状が多く報告されています。

これらの症状は抗うつ剤含め、他の薬を飲んだときでも副作用として出る事があり、離脱症状と副作用の区別が難しいというのも正直なところです。

ただ、離脱症状の一番の特徴として耳鳴り・しびれがあるのですが、これは離脱症状特有の症状でもあります。

・耳鳴りがシャンシャン鳴る感覚

・手足がビリビリしびれてくる感覚

この2つの感覚が合わさることで「シャンビリ」とも言い、有名な離脱症状の1つです。

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離脱症状が起こる原因・理由

離脱症状 原因

そもそも抗うつ剤に対してなぜ離脱症状が起きてしまうのでしょうか?

離脱症状や薬物依存症などというワードを聞くと、ふとアルコール依存症や薬物中毒などを思い浮かべる事もあると思います。このような依存症とは異なるものなのでしょうか。。

基本的に抗うつ剤には依存症などはありませんが、どれくらいの期間服用していたか?などが離脱症状には関係してくるようです。

また、半減期というものもあり、体内における抗うつ剤の濃度がMAXに達してから半分になるまでの時間が短い人の場合、その変化に体が追い付かず離脱症状を起こしてしまうようです。

Check!

薬の種類によっても半減期は異なるのですが、レクサプロやセルトラリンなどで30時間前後を目安とし、アモキサンやパキシルなどは15時間前後なので、これだけ見ても薬によって半減期は大きく異なることがわかります。

このことから同じ抗うつ薬でも半減期などを確認してから購入するのが無難と言えるでしょう。

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離脱症状の緩和(改善)方法

離脱症状は人によって異なりますが、だいたいは1週間~2週間前後で落ち着くと言われています。また、抗うつ薬を改めて服用すれば離脱症状も治まってきます。

重度の場合には、入院が必要になる事もありますので、学校やお仕事を休まなければならない状況にもなりうるのです。

緩和方法① 期間をかけてゆっくり減薬

極端な話ですが、抗うつ剤の服用をいきなりやめてしまうのは危険です。抗うつ剤のおかげで落ち着いていたうつの症状が再発してしまう恐れもありますし、離脱症状を起こしやすくなります。

ゆっくりと期間をかけて徐々に減薬し、最終的な目標として薬の服用をしないというところに持っていきましょう。

また、期間・時間をかけて減薬していても必ずしも断薬できるというわけではありませんので、状況をみつつ断薬が難しいようでしたら抗うつ薬の服用を再開しましょう。

緩和方法② 半減期の長い抗うつ薬に変更

症状を緩和する手段の1つとして半減期の短い抗うつ剤から半減期の長いものに変えていくという方法です。

ただ、こちらもいきなり薬の種類を変えてしまうと体によくありませんし、場合によっては離脱症状が悪化してしまうリスクもあります。

この方法も十分に注意してゆっくり、じっくりと期間をかけて薬の種類を変えていきましょう。

緩和方法③ 精神面・肉体面を根本から改善

①、②では具体的な緩和方法を紹介させて頂きましたが、ある程度ご理解頂けましたでしょうか?

うつ病の症状を緩和するには抗うつ薬が一番手っ取り早いのですが、そもそも根本的な改善も必要となります。

まずは、精神面の改善ですが、心に抱えている負担やストレスを緩和する事も大切です。自分の物事へ対する考え方を少しずつ変えてみるのも1つの手です。

また、体への負担も軽減する必要があります。自律神経が乱れているとパニック障害になりやすかったりしますので、自律神経を安定させるためにも体の負担を軽くしつつ心のケアも行っていきましょう。

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改めて抗うつ薬についての理解を深めよう

抗うつ薬 理解

ここまでは抗うつ薬に対しての離脱症状やその期間について紹介させて頂きましたが、そもそも抗うつ薬ってどんなお薬なのか?ある程度ここで理解を深めておきましょう。

抗うつ薬(こううつやく)は、主に気分の浮き沈みが激しい抑うつ状態、パニック障害、ストレス障害など精神面の病気に対して効果的なお薬です。

抗うつ剤を飲むことによって、おおよそ2週間~6週間程度で効き目が出てきますが、早い方では1週間ほどで徐々に落ち着きが見られてきます。

抗うつ薬の歴史としては、モノアミン酸化酵素、三環系抗うつ薬などから始まり、四環系や似たようなタイプのセロトニン(SSRI)、セロトニン・ノイルアドレナリン(SNRI)が開発されていきました。

最近ではケタミンが新しい抗うつ薬として注目されてもいます。

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抗うつ薬の離脱症状に関するまとめ

抗うつ薬における離脱症状や継続する期間、緩和する方法についての理解は深まりましたでしょうか?

うつ病に悩んでいる人はそれなりに精一杯考えて行動したり改善しようと努力していると思います。

どうしても落ち着かない場合には、薬に頼っても良いと思いますが、将来的な事も考えてみると、ゆくゆくは抗うつ剤なしの生活を送れるようにしたいですよね?

ここでまとめた離脱症状の情報なども参考にしながら、減薬・断薬するために1つずつ改善していく事をオススメします。

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