膣トリコモナス症が治らない時に考えられる要因と対策方法
当ページでは、
・膣トリコモナス症という性病について
・膣トリコモナス症が治らない場合の対処法
・膣トリコモナス症にオススメのお薬
これら3つの項目について詳しくまとめています。
「薬を飲んでも症状が治らない」「そもそも自分は膣トリコモナス症なのだろうか」など、トリコモナスや性病に関するいろんな疑問を、このページで可能な限り解消できれば幸いです。
目次
【厳選】膣トリコモナス症におすすめの薬
- 【商品名】フラジール
- 【英語表記】FLAGYL
- 【有効成分】メトロニダゾール
- 【製造会社】ピラマル・ヘルスケア
- 【成分量】400mg/200mg
- 【効果】トリコモナス膣炎・嫌気性菌感染症・感染性腸炎・細菌性腟症・ヘリコバクター・ピロリ感染症・アメーバ赤痢
- 【効果作用】約8~12時間
- 【発送】即日発送
膣トリコモナス症について
まずは、膣トリコモナス症という感染症についてです。
一度感染した事のある方なら、トリコモナスについてはある程度の理解があると思いますが、ここでは感染した事の無い方向けの情報を紹介したいと思います。
初めて感染した方はしっかりと確認頂き、感染した事のある方は改めて膣トリコモナス症について勉強しておきましょう。
男女における主な症状
膣トリコモナス症は、性器にトリコモナスが感染した状態のことを言います。
俗に言う「性感染症」という病気の1種です。
感染時に起こり得る症状としては、以下の通りです。
【男性の場合】
・基本的には無症状
・たまに尿道に痒みを感じる
・排尿時や射精時に痛みを感じる事もある
【女性の場合】
・性器の不快感
・性器の痛み、痒み
・おりものが黄色っぽくなる
・性器が臭う
・下腹部が痛む
などの症状が挙げられます。
どちらかと言えば、男性よりも女性の方が感染しているケースが多く、自覚症状としても女性の方がいろいろと症状を感じやすい傾向にあります。
妊娠中や不妊への影響
膣トリコモナス症による妊娠や不妊への影響もあります。
妊娠中に感染した場合には、早産や低体重出産などの可能性が高まります。
また、妊娠していない女性に感染して、そのまま放置し続けると不妊の原因にもなりますので、特に女性の場合には早期治療が欠かせません!
この膣トリコモナス症は、性行為だけでなく、タオル・便器・浴槽などから感染する事もあるので、性行為を全く行っていない方でも、共同施設や公共施設などで感染する事もあります。
基本的には治療すれば治らない事はありません。後は、いかに早く治療を開始できるかがポイントです。
治療後の再発率
膣トリコモナスに関しては、必ずしも再発するわけではありません。
これは、どの性病にも言える事ですが、一度は完治した感染症でも、また他の方から感染してしまう事があります。
なので、どれくらいの再発率があるかというのは断言できません。
強いて言うならば、性行為の回数やセックスパートナーが多いほど、再発するリスクが高いという事です。
再発率の高い感染症には、「ヘルペス」や「カンジダ」などが挙げられます。
感染経路とその予防方法
膣トリコモナス症の感染経路は、主にセックスによる感染です。
男性はトリコモナス症に感染しても症状が出にくいのが特徴なので、知らぬ間にトリコモナスに感染している男性とセックスをした場合には、そこが感染経路となります。
また、身近に感染者がいた場合には、共同タオルや銭湯などでも感染する場合があるので、注意が必要です。
銭湯や共同タオルからの感染に関しては、具体的な予防方法はありません。
身近な人と一緒に膣トリコモナス症の検査を行ってみないと判断できない部分もあります。
ただし、主な感染経路は性行為によるものなので、性行為をする際には絶対にコンドームを着用するようにしましょう。
コンドームを着けるのと着けないのでは感染率も大幅に変わってきます。
膣トリコモナス症が治らない場合
上の項目でもお伝えしましたが、ある程度の症状であれば基本的に治らないという事はありません。
内服薬や抗生物質の投与などで、正しく治療を開始すれば治ります。
ただ、薬を服用して治らない可能性もゼロとは言い切れませんので、万が一症状が改善しない場合には以下のような方法で改めて治療を開始する事が大切です。
病院で原因を追究する
まずは、膣トリコモナス症が治らない原因をしっかりと追究する事。
これは自分1人では原因究明が難しいので、性病科・泌尿器科・婦人科などの専門機関で相談して治療を開始する方法となります。
医者なら100%治せる!とも言い切れませんが、数多くのトリコモナス症感染者を診ている実績がありますので、自分と同じ悩みの方を受け持ったこともあると思います。
性病は放置すると危険な感染症なので、恥ずかしがらずに自分の悩みを打ち明けて早期改善を図りましょう。
他の性病の感染を疑う
薬を服用しても治らない場合には、他の性病にも同時感染している事が考えられます。
複数の性病を併発していた場合、膣トリコモナス症に適応する抗菌薬だけでは完治しません!
性病の病原菌にもいろんなタイプがありますので、それらに適した抗生物質や抗菌薬を使用する必要があります。
「薬の服用期間が終わっても完治しない」「症状が改善しない」という方は、改めて病院で性病の検査を受けてみましょう。
原因を把握する事が治療への最短ルートです。
性行為の相手にも検査させる
膣トリコモナス症の感染が確認でき、「治療をして完治したのに、また再発した」という場合には、セックスパートナーが感染している事も考えられます。
パートナーが感染していた場合、アナタ自身が治療して完治したとしても、感染者とセックスしているので当然のごとく再発します。
特定の方のみとセックスしている場合には、その方と一緒に検査を受けてみると良いでしょう。
薬の服用方法を見直す
症状が治まらない・治らない時に考えられるのが、薬を正しく服用出来ていないという事です。
医療機関で処方されたお薬であれば、使用方法などが明記されていますが、自分で抗菌薬を購入した場合には服用方法もご自身で確認する必要があります。
また、抗生物質などの類は正しく服用するのは当たり前で、服用期間も守る必要があります。
例えば、症状が治まったからと言って服用するのを止めてしまうと、細菌が完全に死滅せずに、また再発するという可能性も出てくるわけです。
定められた用量・用法を守る事が重要なので、飲み方は絶対に守るようにしてくださいね。
一生治らない事もあるの?
先程もお伝えしましたが、基本的に、膣トリコモナス症が一生治らない事はありません。
症状が悪化しているとしても、根気強く治療を続ければ症状を緩和させる事は十分に可能です。
ただし、上記で紹介した治らない原因に当てはまる事を続けていると改善する事も難しくなってきますので、性病に感染した場合には、適切な処置を行って、早期治療を目指す事が第一に考えるべき事です。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
以上の事から、“膣トリコモナス症は絶対に治らない病気ではない”という事はご理解頂けたかと思います。
また、これは膣トリコモナス症以外の性感染症にも言える事ですが、
・完治するまでな性行為を行わない事。
・薬は正しく安全に服用する事。
この2つは徹底して守るようにして下さい。
感染の拡大を防ぐ為には、皆さんの性病に対する意識を高めていく必要があります。
ウイルスなどの病原菌は非常に感染力が強いものばかりなので、まずは自分がしっかりと治療して完治させる事を最優先に考えておきましょう!