ロヒプノールは何故販売中止になったのか?良く眠れる代替薬はある?
ロヒプノールはフルニトラゼパム成分を含んでいるベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤です。
以前は病院でも処方されていた睡眠薬の中でも有名なお薬ですが、2018年時点でロヒプノールは販売中止となっています。
今回は、睡眠薬として頻繁に処方されていたロヒプノールが何故販売中止になったのか?その具体的な理由を解説しつつ、代替薬となる睡眠薬や睡眠導入剤を紹介したいと思います!
目次
ロヒプノールは何故販売中止になったのか?
ロヒプノールは、1970年代前半にスイスのロシュ社が開発してから1975年にはヨーロッパで販売が開始され、日本では1984年3月に中外製薬から「ロヒプノール」、エーザイから「サイレース」の商品名で販売されています。
後に各社から後発医薬品としてフルニトラゼパムも販売されています。
しかし、前述の通り現在ではロヒプノールは販売中止されているのですが、その理由としてはフルニトラゼパム製剤として同一剤形・同一規格製品の「サイレース錠」に1本化されたためです。
要は、権利移譲によってロヒプノールが販売中止となり、サイレース錠に1本化されたというわけです。
通販で買えるロヒプノールの代替薬3選
ロヒプノールは主に睡眠促進を目的として処方されているお薬でしたが、販売中止に伴い今後も処方されることはありません。
また、サイレース錠に1本化されたわけですが、正直なところ病院で処方してもらうのも面倒に感じている方も多いと思います。
そこでオススメしたいのが個人輸入通販で購入できる睡眠薬&睡眠導入剤!
個人輸入なら処方状況に捉われることなく、また国内での処方ではないため気軽に買う事ができますので、ロヒプノールの代替薬としてもご利用頂けます。
以下3つの睡眠薬はロヒプノールとは性質が異なりますが、睡眠薬として利用できるお薬なので「眠れない」「寝つきが悪い」という方に関しては、ぜひお試しください!
①バスピン
②バスパージェネリック
③レクサプロ
ロヒプノールについて詳しく知ろう
改めてロヒプノールとはどんな睡眠薬なのかをここで紹介したいと思います。
実は、ロヒプノールに関しては一般人が安易に使用するとかなり危険を伴うお薬なので、処方された薬をまだ持っている方や類似薬を飲んでいる方に関しても十分に注意して服用してください。
ロヒプノールの効果・効能
ロヒプノールの主成分はフルニトラゼパムですが、フルニトラゼパムを睡眠薬として使用する場合、基本的には一部の方に対してしか処方されません!
なぜなら、その薬の作用が強いからです!
フルニトラゼパムは、最も強力なベンゾジアゼピン睡眠薬の1つとも言われていて、長期投与は好ましくなく、通常は短期での処方や一時的な服用でのみ使用されています。
主な効果効能や使用用途は「重度の不眠症での短期治療」です。
ロヒプノールのメリット・デメリット
メリット | ・即効性が期待できる ・効果が強力 ・不眠症、睡眠障害に有効 ・中途覚醒、早朝覚醒に有効/td> |
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デメリット | ・眠気が翌日まで続く場合もある ・ふらつきの副作用 ・筋弛緩作用により睡眠時無呼吸が悪化する場合も ・依存性のリスクがある ・高齢者ではせん妄を生じることも ・海外へ持ち込みできないケースも |
メリット・デメリットをどう捉えるかは人それぞれですが、ロヒプノールに関してはやはり効果が強い事から安易に使用できる睡眠薬ではないので、十分に注意して服用する必要があるという事を覚えておきましょう。
ロヒプノールの副作用
ロヒプノールの主な副作用としては、
・ふらつき
・眠気
・倦怠感
・頭痛
・集中力低下
・めまい
以上です。
あくまでもこれらはよくある副作用なので、仮に服用する際には上記以外の副作用や併用禁忌薬などにも注意する必要があります。
知らないと怖いロヒプノール服用時のリスク
ロヒプノールがサイレース錠と1本化された事と、そもそも処方される頻度が少ないという点でも個人が服用するのにはリスクが高いという事がわかります。
ここでは、睡眠薬を安易な考えで飲まないようにするためにも、ロヒプノールやサイレース錠のリスクについて詳しく紹介したいと思います。
実は自殺目的に使われることも
スウェーデンで行われたとある調査では、ロヒプノールに含まれているフルニトラゼパム成分は自殺目的に使用される薬の中でも2番目に使用されているという結果が出たようです。
自殺者の死体を解剖した際の血液検査でも、多くの方にベンゾジアゼピンが認められていて、その中の割合としてフルニトラゼパムの濃度が高かったというデータがあります。
つまり、睡眠薬としての効果が高いという事は、その分毒性も高く死に至るケースもあるという事を覚えておきましょう。
依存性が強く飲み方に注意が必要
ロヒプノールは依存性が高い事でも有名です。
日本でも、2017年に依存性を生じる可能性が高いものとして重大な副作用の項目にも記載されていますし、離脱症状も懸念されています。
病院でも慎重に処方する事が注意喚起されているので、個人での使用はできる限り控えた方が良いお薬なのです。
安易な考えで多用したり乱用すると、本当に危険なので必ず医師の指示に従うようにしてください。
致死性が高く重大な副作用も多い
致死性を日本のデータで見てみると、110種類の精神科治療薬を過剰摂取した時の致死性の高い薬の中でも3位であると言われています。
また、先ほど紹介した副作用以外にも重大な副作用がたくさんあるのも注意点の1つです。
考えられる重大な副作用は以下の通り。
依存性、刺激興奮、錯乱、呼吸抑制、炭酸ガスナルコーシス、意識障害、肝機能障害、黄疸、横紋筋融解症、悪性症候群…etc
睡眠導入剤を飲むときの注意点や安全な飲み方
ここまでの情報でもわかる通り、睡眠薬や睡眠導入剤を服用する際には、飲み方に注意したり安全性を確認する事がとても重要です!
まず、睡眠薬を飲むときの注意点としては、
・医師の指示に従う
・用量、用法を確認する
・個人の判断で用量を増やさない
・副作用が出たら服用をやめる
など、この辺りは睡眠薬を飲むときの最低限のルールとして覚えておきましょう。
ロヒプノールの販売中止に関するまとめ
- ロヒプノールは同系統の薬となるサイレースとの1本化のため2018年より販売中止となっている
- ロヒプノールを個人で服用するのにはリスクが高いので医師の指示に従って服用する事が最優先
- 販売中止となったロヒプノールの代替薬としては個人輸入で買える睡眠薬がおすすめ
以上の事から、ロヒプノールが販売中止になった理由やフルニトラゼパム成分の危険性は十分にご理解頂けたかと思います。
睡眠薬は安易に多用すると依存性や離脱症状を引き起こす可能性が高いので、まずは安全第一で飲むようにしましょう!
また、個人輸入ではロヒプノールのわりとなる睡眠薬も取り扱っていて、それらは比較的副作用も少なく個人の判断でも飲めるお薬なので、代替薬としてご利用いただくのもおすすめです。
どんな薬でも正しく安全に飲まなければ効果を十分に発揮できませんので、間違っても個人の適当な判断で多用・乱用しないようにご注意ください!